湯のまち宝塚
「宝塚」という名は、一種のあこがれとともに国内外に広く知られています。
それは、世界に冠たる宝塚歌劇の存在によるところが大きいと言えるでしょう。
そのほかにも、清荒神や中山寺、市立手塚治虫記念館など、
宝塚には著名な観光名所が数多くあります。
では、宝塚はいつごろから、広く知られるようになったのでしょうか。
そこには、実は「湯のまち宝塚」と呼ばれるようになった
宝塚温泉の発展が深く関わっていたのです。
今回は湯塚かえる君と一緒に宝塚温泉の歴史にふれ、
心も身体も癒されるひとときを、ぜひ宝塚温泉でお過ごしください。
宝塚温泉の歴史
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REKISHI 01
鎌倉時代から続く
宝塚温泉の起源
宝塚温泉の歴史は鎌倉時代にさかのぼり、1223年には、歌人・藤原光経が病気を治すため、宝塚にあった「小林の湯」を訪れた記録が残されています。また、室町時代には夢のお告げを受けた老女がこの地に足を運び、湯に浸かって癒やされたという伝説もあります。
明治17年、小佐治豊三郎が湧き出る鉱泉を発見し、明治20年には温泉場を開業。やがて鉄道が通り、阪急電鉄の発展とともに地域は活気づきました。さらに宝塚歌劇団の誕生により、文化の香りをまとう温泉地として国内外から親しまれるようになったのです。
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REKISHI 02
時を超えて語り継がれる 宝塚温泉の伝説とは
室町時代、足利義晴の時代(1521~1546年)のこと。宝塚温泉近くに住む貧しい老女が、皮膚の病に悩まされていました。彼女は中山寺に毎月参り、病気が治るように祈り続けていたといいます。
ある夜、夢に僧侶が現れ、「武庫川の大柳の下に湧く霊泉で湯浴みすれば、病が治る」と告げました。目覚めた老女が夢に従い、その場所を訪ねると、塩水が湧き出しており、湯に浸かるとたちまち癒えたとのこと。この話は宝塚温泉の伝説となり、温泉の誕生の背景として今も語り継がれています。
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REKISHI 03
身体の芯まで温める
宝塚温泉の効能について
このように、宝塚温泉は鎌倉時代の記録や室町時代の伝説にも登場し、古くから健康や美容に良い影響を与える「霊泉」として親しまれてきました。現在では、ナトリウム―塩化物冷鉱泉を含む泉質が筋肉痛や関節痛の緩和、疲労回復に効果があり、冷え性や婦人病、皮膚のトラブルにも良いとされています。さらに、病後の回復をサポートし、健康増進にも役立つとされています。
宝塚温泉に浸かることで日々の疲れがやわらぎ、心身ともに癒される――そんな場所として、今も人々に愛され続けています。
もっと宝塚温泉物語を知りたい方へ
ナゾの湯のまち宝塚
作 細川貂々
案内人の湯塚かえる君が、ほうらいばし君と一緒に宝塚温泉の笑いあり、涙ありの宝塚温泉物語を学んでいく絵本。この機会にお子様と一緒に「湯のまち宝塚」の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。
温泉ギャラリー
鎌倉時代から癒しを求め、人々が訪れていたといわれる宝塚温泉。
そのやさしい湯の表情を、写真でめぐる「温泉ギャラリー」としてご紹介します。
※「宝塚ホテル」「宝塚イン」は温泉施設ではございません。